メンズのすね毛は嫌われています。
悲しい事に、すね毛は嫌われています。日本では、濃いすね毛は不潔、気持ち悪いといった印象を与えてしまいます。
しかし、残念ながら海外では更に嫌われています。そして女性にも、男性にも嫌われています。日本の気持ち悪いという言葉。まだ、言葉に出してくれるだけ、ましなくらいです。
ヨーロッパでは、すね毛を相手に見せる事は、陰毛を見せるのと同じくらい恥ずかしい事と思われています。ビジネスの場で、相手にすね毛を見られてしまったら、契約が破棄になるくらい、女性に見られてしまったら絶句。見てはいけないものを見てしまったという反応をされます。
口に出して気持ち悪いと言ってくれる日本人女性は、まだかわいいものです。
貴族は決してすね毛を見せない。
なぜ、ヨーロッパですね毛を見せると嫌われてしまうのか。その歴史は中世ヨーロッパまで遡ります。中世ヨーロッパの時代は、入浴をするという文化はありませんでした。そのため身体は悪臭に包まれ、毛がある部分は汗で蒸れてしまい、細菌が繁殖するには絶好の場所でした。「細菌の寝床」と言われるくらい、毛は不潔と思われていました。
そしてもう一つ。ヨーロッパでは男性のふくらはぎは、魅力的な場所として女性へのセックスアピールのポイントとなっていました。陰部に生えてる毛が、太ももに繋がり、ふくらはぎに至る。女性は陰部とふくらはぎを、同等の価値がある場所と思っていたのです。
貴族達は、自分のふくらはぎを互いに見せ合い、どちらがより魅力的な足をしているかというのを競っていたくらい、足の手入れを欠かしませんでした。
永久脱毛を目指し続けた貴族のメンズたち。
貴族たちは時間があれば、すね毛の処理をしていました。そして、すね毛を剃る事が毎日の日課となりました。しかし、今と時代とは違い、カミソリの切れ味も悪く、肌を傷付ける事もよくありました。
そこで貴族や学者を中心に、永久に毛が生えてこない方法を日夜考え始めました。ある学者は、毛穴を無くすために、硫酸を足に塗ったり。またある学者は、毛穴に錆びた針を刺し、炎症を起こして毛が生えてこない様にしたり。今となっては滅茶苦茶な方法ですが、彼らは本気で取り組んでいました。
彼らが見つけた永久脱毛の定義。
そんな、彼らの脱毛への意識が世界各国に広がり、それぞれの国で永久脱毛を目指す研究が始められました。そしてついに1928年、アメリカで「針脱毛」と呼ばれる、毛穴に針を刺して電気を流し、直接毛根にダメージを与える方法が生まれました。そしてこの方法は、抜けた毛は再生しないという効果もありました。
しかし、本当にこの方法で抜けた毛は永久的に生えてこないのか?それを実証するには長い年月が必要となります。仮に針脱毛をして、50年後に毛が生えて来てしまうと、永久脱毛とは言えないのです。
そこで、永久脱毛の定義を作りました。「最終脱毛から一カ月後の、毛の再生率が20%以下ならば、永久脱毛と定義する。」今では、この永久脱毛の定義が全世界に広がっています。
メンズ専用の脱毛サロンも生まれた。
すね毛を処理したい。貴族たちのこの熱い想いが、様々な脱毛方法を編み出してきました。一番初めに生まれた「針脱毛」は今でもあります。そしてこれに続き、「レーザー脱毛」「光脱毛」が生まれました。現在、脱毛においては、この3つが主流になっています。
①針脱毛
②レーザー脱毛
③光脱毛
そして貴族たちの、「すね毛を脱毛したい」という熱い想いを引き継いだ男達が、日本にも増えました。以前まで行きにくかった脱毛サロン。しかし最近では、男性専用のメンズ脱毛サロンが増えて、男性でも気軽に通える様になりました。
今も昔もすね毛をスッキリさせたいという想いは変わりません。貴族が生んだ脱毛。果たしてすね毛に一番オススメなのはどの方法なのでしょうか?
1.針脱毛
脱毛の先駆者でもある、針脱毛。歴史も長く、今でもこの方法で脱毛している人はたくさんいます。こんなに長く愛されてるのは、効果があるから。効果のみで言えば3つの中で一番です。
その代わり、痛みも費用も一番という、デメリットもあります。実際にすね毛の脱毛で針脱毛をしている人もいますが、基本的にあまりオススメしません。ひざ下は範囲も広く、毛の量も多いので、かなりの時間が必要になります。
ヒゲや、脇など、面積の狭い場所には良いでしょう。
2.レーザー脱毛
針脱毛の次に世に進出してきたのがレーザー脱毛です。出てきたのが1983年と割と最近なんです。原理は、レーザーで毛の毛根の細胞にダメージを与えて、毛が再生するのを防ぎます。効果は針脱毛には及ばないが、光脱毛よりは少し効果があるといった所です。
一本ずつの処理ではないため、時間はそんなにかかりませんが、肌へのダメージが大きいため、肌が弱い人には不向きです。肌が強く、お金に余裕がある人はレーザー脱毛もオススメです。
3.光脱毛
光脱毛が市場に出てきたのは2000年に入ってからです。そう考えるとまだ十数年しか経っていないのです。しかし、今の脱毛業界のシェア率70%も占めてるのが、この光脱毛なのです。
なぜこんなにも、光脱毛が人気なのか。それは安全で安くて、効果もあるという、脱毛したい人が求めているものが、全て揃っているからなのです。
そして、すね毛の脱毛するのであれば、光脱毛がオススメです。レーザー脱毛に比べると照射面も広く、時間があまりかからないというのが大きな特徴です。
ただ、他の2つと比べると、多少効果が劣るため、メンズ脱毛サロンに通う回数がかかるといったデメリットもあります。
貴族の想いは現代のメンズに。
今日も、すね毛の脱毛をする為に脱毛サロンに通うメンズがいます。コンプレックスを解消したいから、不潔感をなくしたいから。理由は色々あると思いますが、根本的な所は、ヨーロッパの貴族も、私達も同じはずです。
異性にモテるため。異性に少しでも良く思われたいから。
と思っていたはずです。彼らは、処理をしなくても、ツルツルを維持できるのを、ずっと夢見てたでしょう。その強い想いが、技術を発展させて、今日に至りました。
針脱毛、レーザー脱毛、光脱毛。どの方法も多少違えど、毛がスッキリするというのは変わりません。自分の肌質、毛量などから判断して、自分にあった脱毛方法を探してみましょう。もしかしたら、毛が無くなる事で、ヨーロッパ貴族の様な気品が、あなたを覆うかもしれません。
ひざ下(スネ)部位ページ →