自分では気付かない、うなじの毛

当サロンを訪れるお客様の中には、ゲイやニューハーフの方も、数多くおられます。 お話するのが、とても楽しい方ばかりなのですが、女性目線で毛の事を考えておられるので、私たち脱毛士が知らなかった事を 教えて頂いたり、気付かせて下さる事が多々あります。

そんなお客様方から「うなじ」について興味深いお話を聞くことが多かったので、今回皆さんに、実は、こんなにうなじが見られているんだという例をご紹介します。

当サロンでも脱毛人気部位の一つである「うなじ」ですが、皆さんが出会う人達に様々な印象を与えていたのです。

いままで、うなじの毛の事をそんなに考えていなかった皆さんの意識が、少しでも変われば良いなと思います。

基本的に、男性が服を着ている時に見える肌は、顔と手だけなので、ヒゲや手の甲、指を綺麗にするのは、マナー的な意味合いもあるのだと思いますが、うなじにまで気を使っている方がどれほどおられるでしょうか？

私が聞いた話で怖いと思ったのが、うなじの毛が多いと、その毛が背中まで繋がっているというイメージを抱かれるそうです。たとえ背中に毛が生えていなかったとしても、うなじの毛が濃いだけで、そう思われるのは嫌ですよね。

貴方が机に座っている時、コンビニや電車待ちで並んでいる時、ご飯を食べている時、貴方の気が付かない内に、貴方のうなじはたくさんに人に見られているのです。

近年、身長の高い女性が増えておりますが、平均身長はまだまだ男性の方が高いです。成人男性の平均身長が171ｃｍ、成人女性の平均身長が159ｃｍぐらいの様ですが、女性の目線の高さにある所が、ちょうど男性の首元ぐらいになります。つまり自分の後ろを女性が歩いている場合、女性は自然と貴方の襟元を見ているのです。

これはゲイやニューハーフの方のお店に来られていた女性客の意見なのですが、前を歩いている男性の後ろ姿を見て、うなじの形は綺麗なのに、毛が首周りにまで生えていて嫌だった。という話を聞いた事があったそうです。

アゴ裏やのどの毛の手入れはできても、首の後ろにまでは、なかなか気がまわらないですよね。

最近の流行の髪型である、ツーブロックや刈り上げにするスタイルは、オシャレなだけでなく、ビジネスに対しての清潔感もあります。街を歩いていても、ロングヘアーにしている男性はほとんど見かけません。

ですが、ショートヘアが流行る事で、どうしてもうなじに目が行きやすくなってしまっています。サロンでカットをする際に、美容師さんが手入れをしてくださるとは思いますが、そこから自分自身で毎日手入れを行うことは非常に困難な事です。

実際に、当サロンにお越し頂き、うなじ脱毛を希望されるお客様の多くは、自分自身で手入れができないから、という思いを持たれている方ばかりです。

前から見ると、綺麗にスタイリングされていても、後ろから見るとうなじの毛が…なんて事になって、ガッカリしてしまう女性は実はかなり多いのです。

皆さんは、加齢臭の出やすい場所をどれだけご存知でしょうか？耳の後ろや、頭は一般的に知られていますが、その次に臭いが出やすいのが、うなじ（首筋）と顔なのです。

これらを見てみると、加齢臭の出やすい場所は露出している部分が多いことがわかります。耳の後ろは、清潔に手入れできていない方が多い様です。頭と顔は毎日しっかりケアされていることと思いますので、ある程度は抑えられると思います。

ここでうなじの話になりますが、皆さんは頭はシャンプー、顔は洗顔料で洗われていると思いますが、うなじや首はタオルを使って、ゴシゴシ洗われていませんか？
実はこれが結構ダメなんです。
臭いが気になる所は、強い力で洗いたくなる気持ちはわかるのですが、皮脂を取りすぎると、足りなくなった皮脂の補充の為、さらに多くの皮脂を分泌してしまい、逆に臭いが強くなってしまう可能性があるのです。

うなじを洗う時は、洗顔の際に、顔を洗う時と同じように、しっかり泡立てて、ゴシゴシ洗わずに、不要な皮脂だけを取り除くように洗わないといけないのです。

皆さんがもし、自分は大丈夫と手入れを怠ったまま、気付かずに加齢臭が出てしまっていた時の事を考えてみてください。
皆さんが愛する人に、後ろから抱きつかれた時の事を考えてみてください。
耳の後ろ、頭、うなじ…すこしでも加齢臭が抑えられていて、イイ臭いがする方が良い事は明らかですよね。