本当は綺麗なお尻なのに・・・

初めに、この記事を書くに当たり、色々調べていたのですが、尻毛を抜く、という言葉には「相手が油断している隙に、不意に事をして驚かす」という意味合いもあるようです。
私も知らなかったのですが、それにしても、あまり良い使われ方ではないですね。

当サロンを訪れるお客様の中には、尻毛が生えていることで、とても悩まれているお客様が多いです。
例えば、当サロンの脱毛人気部位である、顔のヒゲや、すね毛、などは、ほぼ生えている事が普通で、濃いか薄いか、という事で判断されていると思います。
しかし尻毛は、生えていない人も多く、毛が生えている事自体、おかしいと思われる人が多く、お客様の中には、友人とお風呂に入った時に、尻毛を指摘され、嫌な思いをされた方や、家族や恋人から、尻毛を何とかしてほしいと言われ、来店をされる方が多いです。

普段自分では見えない尻毛、油断していると、いきなり指摘されてしまう、まさに「尻毛を抜かれる」状態ですね。

見た目以外では、トイレの時にうまく拭き取れない、毛がある事でムレるなどの小さい問題はありますが、やはり、お客様の一番の悩みは見た目であり、自分自身が清潔にしているつもりでも、尻毛があるというだけで、清潔感が無い人と思われてしまうのが悲しい、とまで言われる方がおられました。

今回は尻毛の処理方法にはどんな種類があり、その処理方法が、正しいのかどうなのかを皆さんにお伝えしたいと思います。

結論から言ってしまいますが、尻毛は抜かないでください。
お客様の中にも、今までずっと抜いていたという方もおられるのですが、そういう方のお尻は、えてして、綺麗な状態を保てていません。
尻毛を抜く事は、自分自身を傷つけている事と考えてください。

無理矢理、毛抜きなどで毛を抜く事で、毛穴が広がってしまい、広がった毛穴に菌が入り、黒ずんだり、膿んでしまったり、膿んだ跡が色素沈着になってしまいます。
一度、こうなってしまうと、前のような綺麗なお尻に戻ることはとても困難です。

たとえ近い内に、尻毛を見せたくない相手と会うことになっても、尻毛を抜く事だけは、止めてください。

剃毛であれば、処理の時間も短いし、抜くよりは剃ることをお勧めします。
しっかり温めて、毛を柔らかくし、毛の生えている方向に沿って、カミソリを当てていくことが大事です。

難しいのはＯライン（肛門周り）の処理で、ここは皮膚もデリケートになっており、とても傷つきやすいです。

デメリットとしては、
一ヶ月も経てばまた毛が伸びてきてしまう事。
伸びてきた毛がチクチクして痒くなる事。
カミソリを当てにくい所なので、切ってしまう恐れが有る事。
などですね。

尻毛に悩むみなさんも、一度は、剃るか、剃ってみようかと考えたことはおありだと思いますが、最近のカミソリだと、綺麗に剃れて、ツルツルにはなります。

一ヶ月に一度の処理が手間ではない方は、剃ることをおススメしたいです。

抜く、と剃る以外では、除毛クリームを使っての処理などがあります。
除毛クリームは、とても刺激が強いので、Ｏラインのようなデリケートな所には、あらかじめ、ワセリンを塗ってから使用するのが良いです。
もし、ワセリンを塗らずに除毛クリームを使用した場合、ヒリヒリする痛みを伴う恐れがあります。

また、効果の出方がまばらなので、残った所は結局剃ることになります。
使用された方に話を聞くと、肌にダメージも与えるし、最初から剃った方がマシでした。
という意見が聞けました。
除毛クリームは興味本位で、一度試してみようかと思われる方が多いようですね。

さて、抜く、剃る、除毛クリームを塗る、の三種類をご紹介させて頂きましたが、どの方法を選んでいただいても、処理の後のアフターケアは忘れないでください。

まず、できる事なら処理の後、しっかり消毒を行ってください。
カミソリはほかの場所に使ったり、血が付いていることがあるのでもちろんの事、お尻は菌の多い場所でもあります。お尻もカミソリも消毒を忘れないでください。

次は保湿クリームを忘れずに塗ってください。
これが一番大事です。
抜いた後の毛穴に汚れや菌が溜まる事を防ぎますし、乾燥を防ぐので、痒みも抑えてくれます。

皆様の悩みが本当に真剣であれば、手間やお金はかかりますが、このアフターケアは、忘れずに行ってくださいね。